マキ写真展「いづく/ MAKI -PHOTO EXHIBITION JAPAN SOMEWHERE」

開催期間:2018年5月29日(火)〜6月3日(日)
時間:13:00〜19:00


※オープニング&写真集「いづく」出版記念パーティー(どなたでも参加可)
5月29日(火)18:00〜
 私の写真の主題は何か? 私は何故何年にも渡ってどの国よりも日本を多く撮り続けてきたのか?
そしていつも新宿の歌舞伎町に来てしまうのは何故なのか? 何故普通では考えられない温度で現像をするのか? 何故ギャラリーで最も売れ、注文の多いカラーの大きなフォーマットの写真を作らず、白黒のフィルムで小さなフォーマットを用いてプリントし続けているのか?

 一つ言えることは、それらは意識してやっていることで、これまでと、そして外で写真を撮る時と同じように、多く歩かれた道を避けて横道を通ろうとしているという事だ。

 もう一つ言えるのは、私の写真と編集の仕方は、 私が同調出来ないこの世の中で、自分の居場所を示す方法であることだ。写真は、撮られた日付や場所に紐づけて分けておらず、そこに共通するのは寓意的で隠喩的な日本像であり、その延長としての世界像だ。それは私の経験や、この国の文化や人々との関係の断片であり、出会う人々や場所を写真として残そうとする私の抑えられない衝動と組みわさって初めて生まれる。現代社会の悪を認識しながらも、日常の中で光るものを探しているうちに、それらの出会いは気づかないうちに私の中に浸透していくのである

 最後に、2001年に最初に日本に旅をした時からインスピレーションとなり続けている長年連れ添うパートナーのマサミがいなければ、これらの多くの出会いは生まれなかったであろうことをここに
述べておきたい。私の作品のほとんどに彼女は自然に写り込んでいるのだから…

Maki –– 2018




作者プロフィール:

MAKI 

1964年生まれ マルセイユ(フランス)出身、マルセイユ在住
写真家、 写真出版社、電子音楽作曲家、DJ、 ラジオ制作演出家

彼は80年前半にフランスのマルセイユの写真学校で写真を学び
その後,結婚式の写真を始め宣伝広告の写真スタジオにてアシスタントを経てモデル事務所で写真家として活動を始める。
のち,イタリアのベニスやスペインのバルセロナの街を撮り始める。

1986年マルセイユにてイタリアベニス,スペインバルセロナ、
故郷のマルセイユの写真で初の展示会をする。

90年には写真のあり方に疑問や喪失感を覚え6年間写真をやめる

90年末には個人を写し出す写真や即興の写真に目覚める
独自の現像方法でアナログプリントのモノクロームを用いたBDSMを発表。

2001年に初めて日本を訪れ後の作品となる"Japan Somewhere"
を始める。それ以来毎年日本を訪れてこの"work in progress"を続けている。

2007年ヨーロッパの写真家達の団体SMOKEを創設。5年間活動。
ベルギーのリエージュにあるアートモダンコンテンポラリー
のようなパリにあるCentre Wallonie-Bruxellesのギャラリーや
フランスで開催されたフェステイバルOFF Rencontres d'Arlesなど他多数に展示。 

2010年"Média Immédiat"を創設出版を始める。
これは小さな写真集のコレクションで、現在までで11種類の小さな写真集が出版された尾仲浩二、Morten Andersen、 Ed Templeton、市場大介などの写真集がある。

2012年ロンドンのGOMABOOKSにて出版されたMONO vol1にて
優秀なコンテンポラリーモノクローム写真家として選ばれる。
同写真集には Antoine D'Agata, Anders Petersen, Trent Parke, Roger Ballen, Michael Ackerman, 横田大輔などがいる。

このようにヨーローッパや日本で彼自身の写真を展示し,様々な国で作品を出版している。

2016年11月 タイムショープレスフランスから"寓喩 Allegory" 出版。この写真集の中にも"Japan Somewhere"のシリーズに引き続き
日本がテーマとなった作品となっている。
16x24cm, モノクロ写真/112ページ