2025年4月22日(火)~4月27日(日) 13:00~19:00
私たちは毎日、食べるもの、着るもの、する仕事、遊ぶゲーム、立てる計画を自由に選ぶことができる。しかし、ニジェールの子どもたちの選択は、生存に直結している。水を得るために何マイルも歩くか、渇きを我慢するか、食べ物を探すか、空腹に耐えるか、診療所に行くか、それが遅すぎるかもしれない。学校に行くか、農作物や年下の兄妹の世話をするか。彼らの選択は、日々の生き残りに関わるものであり、未来について考えたり、計画を立てる余裕はない。
どの親も少なくとも一人の子どもを亡くし、子どもたちはしばしば親や兄妹を失う。私たちはニジェールでひどい光景を目にした。体力が尽きて医療施設にたどり着けず、赤痢で命を落とす子どもたちを見た。ニジェールには医師もいるが、私たちが訪れた地域では、医師1人、看護師
4人で24万人を担当していた。これを日本と比較すると、日本全体で医師はたった520人しかいない計算である。この活動はユニセフのために行われ、ロンドンのアル・マダッド財団の支援を受けて実施された。写真はアンソニー・ドートン (英国)、ジュゼッペ・アクイリ(イタリア)、ジム・マクファーレン(オーストラリア)によるものである。